ルールを守る大切さ
振り返ると、
わたしは社会のルールや家庭のルールを守る大切さを教えることを、
あまりしてなかったなぁと思う。
根本の原因は色々あるので割愛するが、
本人の意思を尊重する!という育児方針に傾きすぎていたからだと思う。
いろいろ躓いて学んだことは、
本人の意思を尊重する=ルールを破ってよい、
ではない、ということだ、…考えてみれば当たり前なのだが。
もちろんルールより気持ちを優先していいよ!などと言ったことはないが、
本人の意向を汲んでこちらが折れる、というような対応は、
かなりしていたように思う。
2歳くらいまではこれでいいのだろう、多分。
だが、3歳を過ぎて社会性が身に付き始める頃になったら、
育児方針をシフトしなければならなかったのだな、と思う。
その点、幼稚園だと3歳からなので、
なんとなく切り替えがうまくいきそうだな、と感じた。
保育園に1歳から入れていると、
ずっと保育園にいる生活なので2歳も3歳も何も変わらないような気がしていたのだ。
基本的なルールが身についている人に対して、
「自分の気持ちを大切に。心のままに行動していいんだよ^^」
みたいな対応は割と合うんじゃないかな、と思う。
が、子どもはまずルールを知らない存在なのだ。
考えれば当たり前なのだが、小さい子どもと接する機会がなかったので、
いまいちピンときていなかった。
なので、本人の意思は尊重しつつ、ルールを守って生きていく大切さ、
それは自分のためになる大切さである、そのことをもっと伝える必要があった。
もう年長になってしまったのだが、
とにかく気付いた時からやるしかない。
コミュニケーションはしっかり取れる状況なので、
ルールが守れていない時は、
今守れていないことが多いルールについて、
どうして守る必要があるのかの理解度をまず確認しよう。
そもそもそれがルールであり守るべきことなのだ、
という認識になっていない可能性もある。
何がルールで、なぜ守った方がいいのか、
これが腑に落ちればちゃんとやれる子だと思う。
ルールは守ることが目的ではなくて、
それを守った上で自分も周りも気持ちよく過ごす中で、
自己実現をしていけることが大切だと思う。
対話しながら、伝えていきたい。